帯状疱疹ワクチンについて

50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。50歳以上で帯状疱疹を発症した人のうち、約2割が帯状疱疹後神経痛という後遺症が残るといわれ、長年にわたって痛みに苦しむことがあります。帯状疱疹は頭部から顔面に症状が現れることもあり、目の症状を引き起こすこともあります。重症化すると視力低下や失明に至ることもあります。その他の合併症として、顔面神経麻痺をおこす帯状疱疹もあります。
様々な症状を引き起こす帯状疱疹ですが、50歳以上の方はワクチン接種で帯状疱疹の予防や重症化阻止を期待することができます。帯状疱疹ワクチンには、生ワクチンと不活化ワクチンがあります。目黒区では、令和5年4月から、50歳以上の区民を対象に帯状疱疹クチンの接種費用の一部助成が始まっております。
 

費用

生ワクチン 8,800円
1回の接種で完了です。(区の助成5,000円  自己負担額3,800円)

不活化ワクチン(2回接種) 1回につき22,000円
2か月おいて2回の接種が必要となります(区の助成1回につき10,000円 自己負担額1回12,000円)
 

生ワクチンと不活化ワクチンの違い

生ワクチン:
水痘・帯状疱疹ウイルスを弱らせ病原性をなくし凍結乾燥させたものです。免疫機能に異常のある方、免疫抑制剤使用中の方、妊娠中の方は接種を受けることができません。免疫の持続期間は5年、効果は50%と言われています。

不活化ワクチン:
帯状疱疹に特化したワクチンです。免疫の持続期間は約10年、効果は97%と言われています。費用が高いのが難点です。
 

目黒区に住民登録のある50歳以上の方は目黒区からの助成があります。
保健予防課予防接種係にお問い合わせください。
帯状疱疹ワクチンは電話予約制になります。