骨粗鬆症の患者さんは年々増加
人口の急速な高齢化とともに骨粗鬆症の患者さんが年々増加しています。その数は1300万人と推測されています。骨粗鬆症の予防において重要ことは、成長期に骨量を十分に増加させておくことです。次に重要なことは、女性は閉経後に急速に骨量が減少するので、早期に骨量の検査をし、骨量の減少を食い止めることです。骨量が減少してしまっている方は、骨量がこれ以上減らないこと、少しでも増やすことを目標としながら、骨折しないよう転倒の防止をすることが重要です。
骨粗鬆症があっても特に症状は何もないため気づかないまま骨粗鬆症が進んでしまうことがあります。しかし、骨粗鬆症が進むと、骨が弱くなり、咳やくしゃみをしただけで背骨がつぶれたり、転倒した時に足の付け根を骨折ししばらく寝たきりになってしまったり、転んで手をついただけで手首を骨折してしまいます。
背骨を骨折すると身長が縮み背中が曲がったり、骨折による痛みが強いと活動力が低下し、これがきっかけで寝たきりになることもあります。
当院での検査、治療
当院では骨密度測定、レントゲン検査、血液検査などで骨の状態を調べることができます。より詳しい検査を必要とする場合は大きな病院を紹介することも可能です。骨粗鬆症は薬で治療することが可能です。内服薬、注射薬など相談しながら、患者さん一人一人にあったオーダーメイド治療をご提供させていただいております。
当院は骨粗鬆症財団の登録病院でもあり、骨粗鬆症マネージャーの資格をもつ看護師もおります。近隣の健ナビ薬樹薬局の管理栄養士にも普段の食事について相談することが可能です。
多方面からの治療が可能ですので、骨粗鬆症、または骨粗鬆症による痛みが気になる方はお気軽にご相談ください。